土地活用で失敗しないための方法

土地の活用

掲載日:2016年12月19日
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土地活用で失敗しないための方法

土地活用をしたくても、分からないことだらけのままでは、失敗したり、損をしたりすることも……。今は使用していない土地だからといって、安易に活用をスタートするのは危険。やはり土地に関することですから、失敗したときの損失や手続きなどは、かなりやっかいなことにもなりかねません。

ここでは、土地活用で失敗しないために、気を付けたいポイントを、ご紹介します。土地活用を考えている方は今気づいておけば、大丈夫!早速チェックしてみましょう。

失敗する例

具体的に失敗例をみていきましょう。自分は大丈夫、と思っていても、知らないうちに失敗してしまうこともありますから、せめて事前に、失敗に気づけるように、ここでは失敗例からあげていきます。

地図や数字だけではわからない悪条件に後から気付いてしまう

自分の土地だから大丈夫、と思わずに、細部までしっかり確認しましょう。もしかしたら、実際の土地に訪れてみて分かる悪条件があるかもしれません。

もし、遠隔地であまり馴染みがない場所であれば、必ず一度足を運ぶこと。できれば1日を通して、日当たりや交通量、人通りなどを、自分の目で見てみるとよいでしょう。

需要減を想定せずに賃貸に出す

かなり多い失敗例。自分であまり確認せずに、いわゆる「おいしい話」に乗ってしまった場合。駅から近い人気のエリアなど、あまり需要に波がないところもありますが、建物は老朽化しますし、ほかにも同じようなマンションや駐車場ができないとはいえません。土地の需要減はあるものとして、現在の活用計画を立てましょう。

空き室、空きスペースが増え、収益が上がらないまま放置

運営会社に任せていれば、ある程度手数料はかかったとしても、こうしたことにはなりにくいでしょう。

ただ、持ち主が主体となって運営している場合には、なかなか借り手がつかず、放置してしまうこともありがちな話です。そのまま放置すると、建物や土地自体が荒れてしまい、近隣トラブルの原因にもなるので、注意が必要です。

運営会社に任せっきりにしてしまう

運営会社にお願いすれば土地活用のノウハウがなくても大丈夫。ですが、何もかも任せっきりにはしないこと。とくに契約時や、契約後に変更点が出た場合、また土地や建物に何らかの手を加えるといったときには、書面等でしっかり確認しましょう。

もちろん、日々の管理運営をお任せしても大丈夫と思える、信頼できる業者を選ぶことが、一番大切です。

税金対策だけを気にしてしまう

土地活用の一番の目的は、税制対策かもしれません。ただし、そればかりを気にしていると、商業施設なのか居住用にするのか、契約年数はどれくらいにするのか、比較するポイントに偏りが出ることも……。収益重視なのか、内容重視なのか、最終的に売却したいのか、今現在だけでなく、長い目で考えてみましょう。

失敗しないための対策方法

それでは、土地活用で失敗しないためには、どのような対策をとったらいいのでしょうか。

実地調査を充分にする

実際に足を運び、自分が利用する立場になって考えてみましょう。道路沿いで便利だから、マンションを建てようと思っていたけど、思ったより騒音が気になるし、排気ガスも多い。駅から近い土地を駐車場にしたけど、駅の向こうに、もっと手頃な駐車場が多い。些細な事に見えますが、それも実は重要なポイントです。

リスクについても理解する

活用=儲かる!で終わればよいのですが、やはりリスクは付きもの。空室リスクだけでなく、事故や災害で、思わぬ負担を強いられることもあります。上手くいく、というイメージは大切ですが、楽観視しすぎないことが大切です。

現在の活用方法に問題があるときは、すぐにほかの案を考える

上記の例のように駅近の駐車場にニーズがない場合には、思い切って、アパートやトランクルームにしてみたらどうでしょう。もちろん初期投資が必要ですが、早めに切り替えることでリスクの拡大を抑えることができます。

土地活用を失敗しないポイントを、具体例とともにまとめてみました。備えあれば憂いなし、です。他人事と思わずに、万が一の想定をしておくようにしましょう。ぜひ参考にしてみてください。